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道路見学ツアー
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「夢のみち」2022親子体験ツアー「トンネル工事現場(雑司が谷)見学ツアー」

コンテンツ
ツアー実施日:令和4年7月26日(火)

1. 目的

 (公財)東京都道路整備保全公社では、都民のみなさんが、道とふれあい、道に親しみをもち、道が日々の生活に身近な施設であることを実感していただくために、「夢のみち」事業を実施しています。この事業の一環として、東京都建設局、東京都交通局(工事施行者)および清水建設JV(工事受注者)のご協力を得て、令和4年7月26日(火)「トンネル工事現場(雑司が谷)見学ツアー」を実施しました。

2. ツアー概要

 このツアーは、環状第5の1号線の一部である雑司が谷地区のトンネル工事現場を見学して頂くものです。
 環状第5の1号線は、渋谷区広尾五丁目から新宿区、豊島区を経て北区滝野川二丁目に至る全長約14Kmの都市計画道路で、都心に集中する交通の分散化や副都心(渋谷、新宿、池袋)の連携強化等重要な役割を担っている路線です。
 今回見学したのは、このうち、都電雑司ケ谷駅付近の都電荒川線の線路下でトンネル工事を実施している区間です。
 トンネルの中は、片側1車線ずつの2車線道路となり、その間は中壁で仕切られた道路となります。
 このトンネルが整備されることにより、池袋副都心周辺の交通混雑の緩和、地域の活性化や安全性、利便性や防災性の向上などの効果が期待されています。

3. 当日の流れ

①集合・受付
 新型コロナウイルス感染症による休止期間を経て、3年ぶりに開催した今回の親子体験ツアーは、参加人数を従来の1/2程度に抑え、感染症対策を徹底し実施しました。参加者の皆様には、都電雑司ケ谷駅の近くにある工事現場併設の事務所会議室に集合していただきました。
②工事現場併設の事務所会議室にて工事概要説明
 主催者からの挨拶の後、東京都交通局工務事務所および清水建設JVから、雑司が谷(環状第5の1号線)トンネル工事についての概要説明がありました。
 このトンネルは、地下を走る東京メトロ副都心線と地上を走る都電荒川線の間を掘って造るため、難しい工事となっています。都電荒川線の運行に支障のないように、下から支えたり、横へ仮移動させたり、また、地下には、東京メトロ副都心線だけではなく、大きな下水道幹線もあり、これらをどのような順序で工事していくのか、スライドを利用して分かりやすい説明がありました。
 説明が終わると、工事現場に入るための準備です。安全のためのヘルメット、軍手を装着し、いよいよ工事現場へ出発です!

 
工事概要の説明
工事概要の説明
ヘルメット装着
ヘルメット装着
③雑司が谷(環状第5の1号線)トンネル工事現場見学 
 
 地下へとつながる広いスロープを下り、トンネル内部へと向かいます。この区間は、ある程度工事が完成しており、綺麗で広々とした空間となっています。開通後はたくさんの車が走ることになるので、トンネル内はコンクリートで舗装され、通常の道路に比べて固く頑丈に作られていました。
 トンネル内を歩いて進んで行くと、場所によってアップダウンがあることがわかります。近くを通る地下鉄や下水管を避けてトンネルを通しているためこうしたアップダウンが生じています。
 職員による説明を聞きながら見学を進め、非常階段を上って地上へと向かいます。非常階段はトンネル内で事故等が発生した場合、地上へと非難する際に使用されます。
 狭い非常階段を進んで行く途中、突如として広い空間が現れました。この空間には電源設備が設置される予定です。停電の際には電源設備を用いて自家発電を行い、トンネル内への電気の供給が止まることを防ぎます。
 地下での見学を終え、非常階段を最後まで上り、地上へとたどり着きました。

 
スロープを下ってトンネルへ
スロープを下ってトンネルへ
トンネル内部
トンネル内部
アップダウンが確認できる
アップダウンが確認できる
 
トンネル内部での工事説明
トンネル内部での工事説明
非常階段を上る
非常階段を上る
電気設備設置予定場所
電気設備設置予定場所
 
非常階段へと続く狭い廊下
非常階段へと続く狭い廊下
地上まであと少し
地上まであと少し
都電を見ながら事務所へ戻る
都電を見ながら事務所へ戻る
④質疑応答・アンケート記入

 見学を終えた後、工事現場併設の事務所会議室にて、現場を見た上で工事の必要性や工法についての具体的な説明および質疑応答を行い、アンケートにご協力いただきました。
 この日は天候が心配されたものの、無事に見学を終えることができました。皆さんお疲れさまでした。

 
工法説明・質疑応答
工法説明・質疑応答
集合写真
集合写真

4. ツアーをもっと知るには

なお、本ツアーの詳細につきましては、令和4年11月1日発行予定の当公社広報誌「TR-mag. 69号」に掲載する予定ですので、そちらをご覧下さい。「TR-mag.」のバックナンバーはコチラをご覧ください。