ツアー実施日 平成29年3月15日(水)
1
目的
(公財)東京都道路整備保全公社では、都内で行う道路建設工事や道路関連施設などを見学する道路見学ツアーを企画・運営し、道路の整備や維持管理の必要性をPRするとともに、都民の皆様が道路行政に理解を深める機会を創出しています。
そのひとつとして、東京都公園協会 神代植物公園のご協力を得て、平成29年3月15日(水)に「街路樹ツアー~春の神代植物公園周辺を歩く~」を実施しました。
2
ツアー概要
このツアーは、武蔵境通りと神代植物公園をガイドの説明を聞きながら歩き、街路樹の魅力を知っていただくものです。
見学場所のひとつである武蔵境通り(調布保谷線)は、地域の皆様と東京都、調布市並びに三鷹市との協働により発足した協議会を通じて、地域の特性にあった住民参加型の道づくりに取り組み整備が進められました。 長年に渡り意見交換を重ねた結果、多くの方々のご協力のもと平成21年3月に約2キロ区間が完成しました。
また、この事業は全国街路事業促進協議会主催の第22回全国街路事業コンクールおいて最も優れた事業と認められ、「国土交通大臣賞」を受賞しました。
3
当日の流れ
1.集合・受付
参加者の皆様には、西新宿にご集合いただきました。受付を済ませ、大型バスに乗って出発です!
大型バスへ!
2.バスで移動
バスの中では、主催者からの挨拶の後、上田講師から街路樹と並木について説明をしていただきました。街路樹の歴史はとても古く、明治時代に東京市が東京にふさわしい並木10種を選定しています。また東京都では、イチョウ・ハナミズキ・サクラ類など様々な種類の街路樹が植樹されています。
主催者挨拶
上田講師の説明
3.武蔵境通りの見学
バスに揺られて約30分、神代植物公園正門前に到着です。
ツアーは武蔵境通りの街路樹の見学から開始しました。まず、武蔵境通りに建立されている碑の前で、武蔵境通り(調布保谷線)の説明を聞いていただきました。
武蔵境通りには、ケヤキ、ハイノキ、トキワマンサク、アカバナトチノキ、マツ、ヤマボウシ、サルスベリ、モクレンなど様々な種類の街路樹が植樹されています。
また、武蔵境通りには、一般家庭の庭に植えられていた樹木や、浅間神社の参道に植えられていた樹木が立派な街路樹として、現在も残されています。
見学スタートです
石碑の前で武蔵境通り(調布保谷線)の説明
モクレン
残された樹木です
4.神代植物公園
武蔵境通りでの見学を終えると、神代植物公園の見学です。
まず、大規模改修工事を終え、平成28年5月にリニューアルオープンした大温室を見学しました。入口を入るとはじめに熱帯花木室があります。バナナ、マンゴー、カカオといった熱帯果実が樹になっている姿が楽しめました。次はラン室です。豪華で気品のある洋ランがたくさんならんでいました。それからベゴニア室です。バラエティに富んだ色鮮やかなベゴニアが部屋いっぱいに咲いており、皆さん感激の面持ちです。上田講師のユーモアを混じえた説明をききながら、熱帯スイレン室、小笠原植物室、乾燥地植物室をめぐり温室見学は終了です。
大温室を出ますと、ばら園、芝生広場、さくら園を見学し、山野草園を通って植物会館に向かいました。ばら園では、上田講師からばらの上手な育て方を教わり、道中、神代曙という神代植物公園のオリジナル品種であるさくらの木をご覧いただきました。
神代植物公園に入ります
リニューアルされた大温室です
色とりどりの洋ランが並んでいます
色鮮やかなベゴニアが部屋いっぱいです
山野草園を見学
4.質疑応答・アンケート記入
全ての見学を終え、植物会館にて質疑応答の後、アンケートにご協力いただきました。その後、バスで新宿駅付近まで移動し、解散しました。
このツアーでは、抽選で当選された29名の方が参加されました。参加者の皆様は、講師の説明を熱心にメモにとったり、積極的に質問をされたりと、街路樹や樹木についての知識を深め、とても満足されている様子でした。
4
ツアーをもっと知るには?
なお、本ツアーの詳細につきましては、平成29年5月1日発行の当公社広報誌「TR-mag.47号」に掲載する予定ですので、そちらをご覧ください。「TR-mag.」のバックナンバーは
コチラをご覧ください。