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道路見学ツアー
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街路樹ツアー~丸の内界隈に秋の街路樹を訪ねる~

コンテンツ
平成30年11月13 日(火)、11月22日(木)

1. 目的

 (公財)東京都道路整備保全公社では、都内で行う道路建設工事や道路関連施設などを見学する道路見学ツアーを企画・運営し、道路整備や維持管理の必要性をPRするとともに、都民の皆様が道路行政に理解を深める機会を創出しています。
 そのひとつとして、東京都建設局公園緑地部、(公財)東京都公園協会のご協力を得て、平成30年11月13日(火)、平成30年11月22日(木)に「街路樹ツアー~丸の内界隈に秋の街路樹を訪ねる~」を実施しました。

2. ツアー概要

 このツアーは、道路付属物である街路樹について理解を深めていただき、日比谷公園を起点に丸の内界隈をガイドの説明を受けながら歩き、街路樹の魅力を知っていただくものです。

3. 当日の流れ

①集合・受付
 参加者の皆様には、日比谷公園内「緑と水の市民カレッジ」に集合していただきました。

②概要説明
 施設内にある教室で、公社職員による挨拶、ガイダンスがあり、続いて二人の講師から、散策前の事前講義がありました。
 まず、東京都建設局公園緑地部の職員から、街路樹の役割や現状、維持管理について説明していただきました。街路樹は景観の形成機能だけでなく、環境保全や防災機能なども担っています。
 そして、散策ガイドの講師から、街路樹(並木)の歴史や自然樹形と人工樹形の違いなどについて説明がありました。
 
東京都建設局公園緑地部職員から説明
東京都建設局公園緑地部職員から説明
ガイドの講師から説明
ガイドの講師から説明
 
③日比谷公園内見学
 教室での講義が終わると、各自イヤフォンを装着して出発です!明治36年6月1日に開園した日比谷公園には様々な樹木や記念物があります。クスノキ、イチョウ、モミジ、ヤツデ、ヒマラヤスギなど、ガイドから普段聞けないような興味深い説明を聴きながら見学していただきました。
 
クスノキの葉(樟脳の原料ともなる木)
クスノキの葉(樟脳の原料ともなる木)
松のこも巻きの方法
松のこも巻きの方法
首賭けイチョウの木
首賭けイチョウの木
馬の水飲み場跡
馬の水飲み場跡
色づき始めた公園内を歩く
色づき始めた公園内を歩く
 
④一般道見学 
 
 日比谷公園内での見学を終えたら、丸の内方面へ一般道の街路樹ツアーに出発です。
 まず、公園を出てすぐのところにある日比谷通り沿いの緑化道路第一号を歩いていただきました。緑化道路とは、道路と接する公共施設の敷地の一部を互いに兼用し、植栽などを一体的に整備した施設のことです。この通りの街路樹には十月桜もあり、当日は白い八重の花を咲かせていました。
 日比谷通りを少し北上し、帝国劇場のところで右折し、丸の内仲通りに向かいました。イチョウやケヤキ、シナノキなどの街路樹を見学しましたが、台風24号の塩害により、一部葉が枯れている樹木もありました。
 壁面緑化も美しい赤煉瓦の三菱1号館美術館脇の中庭を通り抜け、都道402号(通称:大名小路)に出ました。この通りに面する東京中央郵便局の前には「郵便局の木」があります。この木は、「タラヨウ」と呼ばれる樹木で、この樹木の葉の裏側を引っかくと、黒い文字が浮き出て書けるため、「葉書」の語源になったと言われています。
 続いて、東京駅に向かい、建物で使用されている桐の文様とその歴史の説明がありました。さらに皇居外苑に足を延ばし、街路樹とは異なり、伸び伸びとした自然樹形の樹木をご覧いただきました。
 そして、日比谷公園に戻り、この木の枝を取り、挿し木をして都内の街路樹を増やしていったという「スズカケノキ」をご覧いただき、「緑と水の市民カレッジ」に戻ってきました。
 
緑化道路第一号沿いに咲く十月桜
緑化道路第一号沿いに咲く十月桜
郵便局の木「タラヨウ」
郵便局の木「タラヨウ」
文字が書ける「タラヨウ」の葉
文字が書ける「タラヨウ」の葉
丸の内中通りのシナノキとケヤキ
丸の内中通りのシナノキとケヤキ
三菱1号館美術館前の中庭
三菱1号館美術館前の中庭
皇居外苑の自然樹形の松
皇居外苑の自然樹形の松
黄葉のきれいなユリノキ(日比谷公園脇)
黄葉のきれいなユリノキ(日比谷公園脇)
都内の街路樹の基となったスズカケノキ
都内の街路樹の基となったスズカケノキ
秋の実のプレゼント
秋の実のプレゼント
⑤閉会・質疑応答・アンケート

 教室に戻った後、アンケートにご協力いただきました。あわせて、講師との質疑応答を行い、講師からは、秋ならではのクヌギ、とちの実やマテバシイ、ヒマラヤスギ、メタセコイヤの実などプレゼントもありました。
 なおこのツアーでは、抽選で当選された総勢36名の方々が参加されました。両日とも秋晴れとはなりませんでしたが、あらためて街路樹を見直す良い機会ともなり、講師のジョークを交えた説明に笑いもあり、皆さん最後まで散策を終え、とても満足していただけた様子でした。

4. ツアーをもっと知るには?

 なお、本ツアーの詳細につきましては、平成31年2月1日発行予定の当公社広報誌「TR-mag.54号」に掲載する予定ですので、そちらをご覧ください。「TR-mag.」のバックナンバーはコチラをご覧ください。