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道路見学ツアー
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「夢のみち」2019親子体験ツアー 私たちの安全を支える交通標識のふるさと「標識工場」見学ツアー

コンテンツ
ツアー実施日:令和元年7月31日(水)

1. 目的

 (公財)東京都道路整備保全公社では、都民のみなさんが、道とふれあい、道に親しみをもち、道が日々の生活に身近な施設であることを実感していただくために、「夢のみち」事業を実施しています。
 この事業の一環として、一般社団法人全国道路標識・標示業東京都協会の協力を得て、令和元年7月31日に「夢のみち」2019親子体験ツアー「標識工場見学ツアー」を実施しました。

2. ツアー概要

 このツアーは、道路標識を製作している工場を見学いただくものです。
 道路標識は、道路利用者に対して、地理の案内や道路の警告、規制などの情報をお知らせし、わたしたちの安全を支えています。このツアーでは、道路標識の生産工場や道路標示施工実演を見学しました。

3. 当日の流れ

①集合・受付
 参加者の皆様には、西新宿に集合していただきました。受付を済ませ、大型バスに乗って出発です!  

見学工場に到着
ウェルカムボードがお出迎え
②道路標識の概要説明
 見学会場となる工場に到着すると、玄関ではウェルカムボードがお出迎えです。2階のホールに集合し、公社職員及び一般社団法人全国道路標識・標示業東京都協会会長からの挨拶の後、同協会職員の方から、道路標識についての説明がありました。
 道路標識は至るところに数多く見られますが、種類としては、案内標識、警戒標識、規制標識、指示標識、補助標識があるそうです。また、その歴史は古く、江戸時代にさかのぼり、街道に設置した「道しるべ」や「一里塚」が始まりとされています。
 

一般社団法人「全国道路標識・標示業東京都協会」会長より挨拶
協会職員の方から道路標識について説明
③展示室見学
 説明の後、2班に分かれて、展示室、標示施工実演、基板工場、標識生産工場を見学します。
まず、展示室では、実物大の道路標識や、箱型にした標識の中にLEDを入れて夜間でも見やすくした内照式の標識などを見学しました。また、道路面に使用される白、赤、緑などの標示材料の説明もあり、さらに、暗室の中では、標識や白線などが、夜間や雨が降った時にどのように見えるかという実験もありました。
 
実物の道路標識を間近で見る
内部にLED照明のある道路標識
カラフルな道路面の標示材料
夜間や雨天時の標識の見え方実験
④標示施工実演
 屋外に出て、道路面に白線などを引く実際の作業を見ていただきました。ここでは自転車通行帯を例として実演しました。用意した型紙の上から、高熱で溶かした材料を機械で噴射し、その後、この型紙をはがすと出来上がります。水を撒いて冷やした後、みんなで触ってみました。また、この材料となった白く細かいビーズ状のものにも触ってみました。
 
型紙の上から機械で材料を噴射
型紙をはがします
出来上がり
⑤基板工場、標識生産工場見学
 基板工場では、軽くて加工しやすいアルミ板を材料として、基板 (標識の原板) を加工していきます。そして、風や衝撃にも強いものにするため、補強部材を高電圧で溶接し組立てていきます。
次の標識生産工場では、設計されたデータに基づいて、文字や図形をシールに描き、それを裁断し、基板に貼り付けます。これを真空熱圧着させて「道路標識」が出来上がります。このほか、文字や図形以外で、写真を印刷し、標識として製作する機械もありました。
 
標識板のもととなるアルミ板
高電圧で部材をつなぎます
文字や図形をシールに描き、裁断
文字を貼り付けます
機械で真空熱圧着し完成します
⑥質疑応答・アンケート記入
 全ての見学を終えた後、ホールに戻り、質疑応答とアンケートにご協力いただきました。
道路標識がどのように作られるか、夏休みに子供たちと共に、普段入ることができない工場内を見学でき、良い勉強になったとの声が聞かれました。また、小学校の低学年の参加者には専門的な言葉が難しい面もあったようですが、丁寧な説明にみなさん満足されていた様子でした。
工場見学を終え、バスで新宿駅西口まで戻り解散しました。  

アンケートタイム
バスに乗り帰路へ

4. ツアーをもっと知るには?

なお、本ツアーにつきましては、令和元年11月1日発行予定の当公社広報誌「TR-mag.57号」に掲載する予定ですので、そちらも併せてご覧下さい。「TR-mag.」のバックナンバーはコチラをご覧ください。