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道路見学ツアー
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雑司が谷(環状第5の1号線)トンネル工事現場見学ツアー

コンテンツ
ツアー実施日 平成29年2月15日(水)
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目的
 (公財)東京都道路整備保全公社では、都内で行う道路建設工事や道路関連施設などを見学する道路見学ツアーを企画・運営し、道路整備や維持管理の必要性をPRするとともに、都民の皆様が道路行政に理解を深める機会を創出しています。
 そのひとつとして、東京都交通局建設工務部のご協力を得て、平成29年2月15日に「雑司が谷(環状第5の1号線)トンネル工事現場見学ツアー」を実施しました。
 
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ツアー概要
 このツアーは、環状第5の1号線の一部である雑司が谷地区のトンネル工事現場を見学して頂くものです。
 環状第5の1号線は、渋谷区広尾五丁目から新宿区、豊島区を経て北区滝野川二丁目に至る全長約14kmの都市計画道路で、都心に集中する交通の分散化や副都心(渋谷、新宿、池袋)の連携強化等重要な役割を担っている路線です。
 今回見学したのは、このうち、目白通りの千登世橋付近から都電荒川線の雑司が谷駅付近までの約600mの区間で、都電荒川線の線路下となるため、東京都交通局が東京都建設局から工事を受託し、トンネル工事を実施している区間です。
 トンネルの中は、片側1車線ずつの2車線道路となり、その間は中壁で仕切られた道路となります。
 このトンネルが整備されることにより、池袋副都心周辺の交通混雑の緩和、地域の活性化や安全性、利便性や防災性の向上などの効果が期待されています。
 
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当日の流れ

1.集合・受付

 参加者の皆様には、都電荒川線鬼子母神前駅に集合していただきました。受付を済ませ、説明会場である交通局の工事現場事務所へ移動です。

2.交通局工事現場事務所にて工事概要説明

 説明会場では、主催者からの挨拶の後、工事施工者の東京都交通局建設工務部の職員の方から、雑司が谷(環状第5の1号線)トンネル工事概要についての説明がありました。
 事務所での説明が終わると、イヤホンと、安全のためにヘルメット、軍手を装着して、いよいよ工事現場へ出発です!
 
公社職員からの挨拶
公社職員からの挨拶
公社職員からの挨拶
公社職員からの挨拶
交通局建設工務部工務事務所職員からの説明
交通局建設工務部工務事務所職員からの説明
 

3.環状第5の1号線トンネル工事現場見学

 トンネル工事現場に入る前に、現場の職員から、工事状況や見学にあたっての注意点等の説明がありました。現場の職員の先導で、工事用の仮設階段を降りて行きます。
 
現場入口で工事状況や注意点等の説明
現場入口で工事状況や注意点等の説明
 
 最初はトンネルの形が出来上がった区間を見学します。階段を降りたところで、一列になってトンネル築造工事の説明を聞きました。現場には、掘削によってできる土壁が崩れないように押える為の土留めの板や、鉄骨がたくさんあります。頭の上には、都電がゴーゴーと音を立てて走っていました。
 
階段を降りたところ
階段を降りたところ
都電が上を走っています
都電が上を走っています
 
 さらに、一列になって狭い通路を通り、工事現場の奥へ進みます。かがまないと通れないところがいくつもあり、「秘密基地のよう!」という声も聞かれました。怪我をしないよう、注意しながら進んでいただきました。
 
密基地のような通路
秘密基地のような通路
 
 トンネルの天井部が見えたら、一旦地上へ出て、今度はトンネルの下部や側壁の部分を作っている区間の見学です。再度、仮設階段を降りて行くと、工事真っ最中で、たくさんの鉄筋を見ることができました。残り約半分はまだ地盤改良中で、掘削がされていないため、途中から仮設階段をあがり地上に出ました。
 
トンネルの天井部が見えます
トンネルの天井部が見えます
また狭い階段を降りていきます
また狭い階段を降りていきます
たくさんの鉄筋が見えます
たくさんの鉄筋が見えます
 
 ここで、現場職員が交代し、地盤改良工事の説明を受けました。地盤改良工事とは、地盤の上に構造物を建築する際、安定性を保つために、地盤に人工的な改良を加えることです。
 現場には、地盤改良剤を作るためのタンクが建っており、地面を仮に覆う板が一面に敷かれていました。ここから都電の雑司が谷駅付近まで歩き、見学は終了です。
 
地盤改良工事の説明を受けました
地盤改良工事の説明を受けました
地盤改良剤を作るタンクです
地盤改良剤を作るタンクです
 

4.質疑応答・アンケート記入

 全ての見学を終えた後、現場終点のインフォメーションセンターでアンケートにご協力いただきました。都電の下のトンネル道路という珍しい工事現場を見学でき、貴重な体験ができたという多くの声が聞かれました。
 当日は抽選で当選された22名の方が参加され、職員からの詳細な説明に熱心に耳を傾けたり、持参したカメラで撮影したりと工事現場をじっくりと見学して頂きました。開通前のトンネルの工事現場の見学に皆様大変満足されている様子でした。
 
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ツアーをもっと知るには?
 なお、本ツアーの詳細につきましては、平成29年5月1日発行の当公社広報誌「TR-mag.47号」に掲載する予定ですので、そちらをご覧ください。「TR-mag.」のバックナンバーはコチラをご覧ください。