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道路見学ツアー
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道路見学ツアー「トンネル工事現場(雑司が谷)見学」を実施しました!

コンテンツ
ツアー実施日:平成31年3月7日(木)

1.目的

 (公財)東京都道路整備保全公社では、都内で行う道路建設工事や道路関連施設などを見学する道路見学ツアーを企画・運営し、道路整備や維持管理の必要性をPRするとともに、都民の皆様が道路行政に理解を深める機会を創出しています。
 そのひとつとして、東京都建設局、交通局建設工務部のご協力を得て、平成31年3月7日(木)13時30分から「トンネル工事現場(雑司が谷)見学ツアー」を実施しました。

2.ツアー概要

 このツアーは、環状第5の1号線の一部である雑司が谷地区のトンネル工事現場を見学して頂くものです。
 環状第5の1号線は、渋谷区広尾五丁目から新宿区、豊島区を経て北区滝野川二丁目に至る全長約14Kmの都市計画道路で、都心に集中する交通の分散化や副都心(渋谷、新宿、池袋)の連携強化等重要な役割を担っている路線です。
 今回見学したのは、このうち、都電雑司ケ谷駅付近から目白通りの千登世橋付近までの約600mの区間で、都電荒川線の線路下となるため、東京都交通局が東京都建設局から工事を受託し、トンネル工事を実施している区間です。
 トンネルの中は、片側1車線ずつの2車線道路となり、その間は中壁で仕切られた道路となります。
 このトンネルが整備されることにより、池袋副都心周辺の交通混雑の緩和、地域の活性化や安全性、利便性や防災性の向上などの効果が期待されています。

3.当日の流れ

①集合・受付
 参加者の皆様には、都電雑司ケ谷駅の近くにあるインフォーメーションセンターに集合していただきました。
②インフォメーションセンターにて工事概要説明
 主催者からの挨拶の後、工事施行者の東京都交通局建設工務部の職員の方から、雑司が谷(環状第5の1号線)トンネル工事についての概要説明がありました。
 説明が終わると、工事現場に入るための準備です。個別に説明を聞けるイヤフォンと、安全のためのヘルメット、軍手を装着し、さらにこの日はあいにくの雨模様なのでレインコートを羽織り、いよいよ工事現場へ出発です!
 
公社職員からの挨拶
公社職員からの挨拶
交通局建設工務部工務事務所職員からの説明
交通局建設工務部工務事務所職員からの説明
③雑司が谷(環状第5の1号線)トンネル工事現場見学
 現場に入ると、その一角に、工事状況の写真や都電の走る現場の今昔の写真などが掲示されていました。 この工事現場の特徴としては、営業している都電の下と、メトロ副都心線の上に挟まれるように道路トンネルを構築しなければならないというものです。工事中は都電の線路を一時横に移動しなければならず、これを頑丈な鋼材で支えています。工事が完了すれば元に戻し、その両側には新しい道路もできます。都電の走る地上の風景は時と共に様変わりしていきます。
 地下の工事現場へは、狭い階段を一列となって下りて行きます。底に着くと、壁になる部分の鉄筋を組立てており、足場や大型鋼材が縦横に設置されていました。工事の説明のかたわら、頭の上の方では、時折、都電がゴーッと音を立てて通過していくのが見られました。
 さらに、狭い通路を通って奥に進むと、トンネルの完成した箇所に着きました。内部はきれいに仕上げられており、後は設備関係や舗装工事等を残すのみとなっていました。また終点部分では、メトロ副都心線の工事の時に使用された土留めの壁をそのまま再利用した工夫も見ることができました。
 地下での見学を終え、完成時に非常出入口となる階段部分から地上へ上がっていきました。
 
都電の走る現場の今昔の説明
都電の走る現場の今昔の説明
工事中は都電を頑丈な鋼材で仮受けしています
工事中は都電を頑丈な鋼材で仮受けしています
いよいよ地下の工事現場に入ります
いよいよ地下の工事現場に入ります
狭い通路を通っていきます
狭い通路を通っていきます
トンネルの底での説明
トンネルの底での説明
トンネル内通路を歩く
トンネル内通路を歩く
完成した部分での説明
完成した部分での説明
工事終点部分(次期延伸工事用の仮壁)
工事終点部分
非常口から地上へ
非常口から地上へ
④質疑応答・アンケート記入
 見学を終えた後、近くの豊島区雑司が谷地域文化創造館の会議室で、質疑応答を行い、アンケートにご協力いただきました。
 当日はあいにくの雨の中での見学でしたが、抽選で当選された24名の方が参加され、職員からの詳細な説明に熱心に耳を傾けたり、持参したカメラで撮影されたりしていました。 トンネルが完成した後、ここを利用される方は、工事に携わった人々の様々な苦労に思いを馳せることはまず無いと思いますが、このように普段見ることのできない工事現場での見学は、貴重な経験になったと思われます。皆さん満足された様子でした。
 
質疑応答タイム
質疑応答タイム

4.ツアーをもっと知るには?

 なお、本ツアーの詳細につきましては、平成31年5月10日発行予定の当公社広報誌「TR-mag.55号」に掲載する予定ですので、そちらをご覧ください。「TR-mag.」のバックナンバーはコチラをご覧ください。