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道路見学ツアー
H1

土木材料試験センター見学ツアー

コンテンツ
ツアー実施日:令和4年9月29日(木)

1. 目的

 (公財)東京都道路整備保全公社では、都内で行う道路建設工事や道路関連施設などを見学する道路見学ツアーを企画・運営し、道路整備や維持管理の必要性をPRするとともに、都民の皆様が道路行政に理解を深める機会を創出しています。

2. ツアー概要

 今回は、東京都建設局 東京都土木技術支援・人材育成センターのご協力を得て、令和4年9月29日(木)に「土木材料試験センター見学ツアー」を実施しました。
 土木材料試験センターは、公共工事で使用される土木材料の性能試験を行う公的機関で、東京都土木技術支援・人材育成センターに併設されている施設です。昭和61年から公社が運営しております。
 ツアーでは、概要説明とビデオ視聴のあと、土木材料試験センター内で鉄筋・コンクリート・アスファルトといった様々な土木の材料に直接触れながら材料試験を行うところを見学、あわせて東京都土木技術支援・人材育成センター職員の案内で街路灯モデルや電線共同溝特殊部モデル、土質実験室の展示物の見学を行いました。

3. 当日の流れ

①見学前の事前説明
 研修室では、公社職員による挨拶、ガイダンス、概要説明のあと道路についてビデオの視聴を行いました。
 
職員からの概要説明
職員からの概要説明
道路についてのビデオ視聴
道路についてのビデオ視聴
 
②土木材料試験センター見学
 最初に、実際にアスファルト混合物※を作製し、アスファルトが高温になると流動する仕組み等を体感していただきました。
 ※アスファルト混合物は主に道路のアスファルト舗装の表面に使われている土木材料です。

 ●アスファルト混合物の作製体験
 
材料の説明
材料の説明
材料を温めながら混ぜ合わせる
材料を温めながら混ぜ合わせる
温めて液化したアスファルトを投入
温めて液化したアスファルトを投入
 
型入れ
型入れ
締固め
締固め
完成したアスファルト混合物
完成したアスファルト混合物
 続いて、職員から試験の目的や試験の方法、機材の説明を受けながら試験場を見学していただきました。

 ●密度試験
  アスファルト混合物の質量を測定し密度を算出する試験

 ●マーシャル安定度試験
  アスファルト混合物の配合設計を決定するための試験
 
供試体(試験体)
供試体(試験体)
密度試験
密度試験
マーシャル安定度試験
マーシャル安定度試験

 ●ホイールトラッキング試験
  アスファルト混合物がどの程度流動(変形)しにくいかを測定する試験
 
温ホイールトラッキング試験機
ホイールトラッキング試験機
温まったアスファルト混合物を曲げてみる
割れた様子
 ●引張試験
  鉄筋等金属材料の引張力に対する性質を把握するための試験

 ●コンクリート等の圧縮試験
  コンクリートやモルタルなどの圧縮強度を測定する試験
 
コンクリート類についての説明
コンクリート類についての説明
鉄筋継手についての説明
鉄筋継手についての説明
鉄筋の引張試験
鉄筋の引張試験
 
鉄筋の破断音に耳を塞ぐ
鉄筋の破断音に耳を塞ぐ
コンクリートの圧縮試験
コンクリートの圧縮試験
③東京都土木技術支援・人材育成センター 
 
 センター職員の案内で、普段は意識することのない街路灯や、一般の方は見ることのない電線共同溝特殊部モデルの見学を行いました。また土質実験室では展示物の説明を受け実際に触れたり、試したりして頂きました。

 ●街路灯・電線共同溝特殊部モデル等

 
街路灯モデル
街路灯モデル
電線共同溝特殊部モデル
電線共同溝特殊部モデル
 ●土質実験室展示物

 
展示物の説明
展示物の説明
遮熱性舗装
遮熱性舗装
排水性舗装
排水性舗装
④閉会・質疑応答

 研修室に戻り質疑応答が行われ、ツアーは閉会となりました。
 普段気にすることのない道路の土木材料ですが、見学中にも多くの質問を頂き、皆さん大変興味深く説明を聞き入っておられ、「記憶に残る楽しい見学会だった。」「道路を見る目が変わった。」との感想を頂きました。


 
見学中に質問する参加者
見学中に質問する参加者
質疑応答
質疑応答

4. ツアーをもっと知るには

このツアーにつきましては、令和5年2月1日発行予定の当公社広報誌「TR-mag. 70号」に掲載する予定ですので、そちらも合わせてご覧下さい。「TR-mag.」のバックナンバーはコチラをご覧ください。